ブルーライトと目の健康

可視光の中でもっとも強いエネルギーを持つブルーライト。

パソコンやスマートフォンなどのLEDディスプレイやLED照明から発せられるブルーライトは、紫外線にもっとも近く、可視光線の中で一番波長が短くエネルギーが高いため、私たちの目に大きな負担をかけると言われています。

ブルーライトとは、波長が380~500nm(ナノメートル)の青色光のことです。体内リズムを整えるなど健康を維持する働きがある一方、網膜への刺激とダメージが指摘されています。

(出所:ブルーライト研究会)

加齢黄斑変性、視機能の衰え、眼精疲労 …

ブルーライトは強いエネルギーを持つため、角膜や水晶体で吸収されずにじかに網膜まで到達します。浴び続けると、網膜の中心部にある「黄斑」がダメージを受け、加齢黄斑変性の危険性が高まります。加齢黄斑変性は、アメリカでは65才以上の失明原因の第1位で、日本でも近年急速に増加していると言われています。

また、ブルーライトは波長が短く散乱しやすいため、眩しさとちらつきの原因になります。そのため、目が常に焦点を合わせようと働きつづけています。また、強い光を減らそうと瞳孔を縮める筋肉も酷使されています。そのため、眼精疲労や肩・首の凝りなど様々な悪影響を与えてしまいます。


適度に目を休ませ、ブルーライトから解放させることが大事である一方、緑黄色野菜といった植物の葉や花、甲穀類や鮭・イクラ・タイ、サプリメントなどを積極的に摂取することをお勧めします。
次回テーマ(エキスいろいろ)「ブルーライトから目を守る天然色素」で詳しくご紹介させていただきます。